CBA日記への投稿をお待ちしています...。

​担当者:森田 秋子・菱川 法和

連絡先:E-mail cbaninchikanren@gmail.com

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CBA日記

 

 

 年の瀬の2年次研修発表会は、大いに盛り上がった。

 発表の2事例とも、介助量の多い重症事例で(1例は年齢が若く、まだ変化が期待できる!)、退院後のリハビリテーションがいかにあるべきかを考えさせられる難しいケースであったが、回復期チームからも訪問チームからもそうそうたるメンバーが参加し、貴重な事例を発表してくれたかわいい2年目スタッフそっちのけで、熱い議論が戦わされた。研修終了後も両チームのディスカッションは1時間も続けられたというから、その熱さに舌を巻く。

 (注:2年次研修とは、入職2年目のスタッフが、自分が担当したケースの訪問同行等を行い、退院後の変化を含めて報告し、参加者との議論を行う研修です)

 

 感じたことはいくつもあるが、CBA日記らしい話題について、振り返ることにしたい。

 当院スタッフのCBA理解度は、ここへ来て格段の進歩を遂げているが、臨床指標としての意味を持てるようになってきている点に、重要な意味があると感じる。

 最近よくご指摘を受けることがある。在宅におけるCBAの得点には、機能以外の要素が含まれているのではないか、という疑問である。実は、私自身は当初よりCBAの得点は厳密に「高次脳機能」だけの数値とはいえない、と思っている。先日いただいたご意見は、「持っている力を引き出したかどうか」をみているというご指摘であった。様々な理由から、能力はあっても引き出されない利用者の方は少なくない。だから、機能として存在する力を、外に引き出すことが重要である。CBAは「機能」「能力」「アプローチ」「参加機会」「環境」などを包括した、極めて広いリハビリテーションの臨床指標になる可能性がある、いや、そうしていかなければならない、というのが、最近の思いである。入院から退院後に続く患者さまの生活の流れを議論する上で、2つの時期に橋を架け、共通の議論をするための重宝な道具である。CBAの得点は、患者さまの全体像をとらえる手立てであり、それぞれのレベルの方に求められる意味ある働きかけとは何かを考えるための軸となり得る。

 回復期チ-ムと在宅期チームが真の連携を進めることは、一筋縄ではないが、当法人においては「一山超えたか」と思える年の瀬であった。回復期チームでは、年明け早々新たなCBA活用戦略に向けて会議が開催される予定であり、一足お先に訪問チームでは師走の夜、PTの猛者たちを対象に伊藤梓ST副主任がCBAの勉強会を開催した。かねてより、訪問チームにてCBAを取り入れていく腹案を抱いていた清水主任が、活動を開始した。

 CBAに話がそれてしまったが、言いたかったことは、今年もいろいろあったが、回復期チーム、生活期チームが、侃侃諤諤、切磋琢磨の時間を越え、終わってみれば(もちろんまだ道半ばではあるが)、両者の連携は一歩進んで次の段階に突入したと感じる。ここから先は手を抜くことなく、時代を見据え、内輪でぶつかりあっているような状況に真っ向から向き合い、強い覚悟で地域に貢献していく法人を目指して、来年も進んでいくことにしよう。

 

 「書く、書く」といいながら書かなかった機能評価のことについて、一言コメントしたい。

 機能評価は当院にとって、大きな転機となったことを実感している。1つには、全スタッフが今求められていることへの共通認識を持ち、システム整備、質の向上に向かう転機点となることである。(そうできるかどうかは、これからにかかっている。) 質の向上の中には、倫理教育、復職リハなどいつくかご指摘いただいたが、何と言っても「データ収集」にまつわるやり取りの中にこそ、最大の示唆があった。ご指摘いただいた点は、今当院が一歩階段を登るために探していた「答え」のようなものである。上記したCBAに関する動きは、機能評価をきっかけに起きた。全事例のデータ収集に向けて、困難だが熱い議論が始まる。そのデータの活用に、私たちの夢がつまっている。

 その他、機能評価を経て得たものは大きい。リハビリテーション部マニュアルを一新し(田中OT主任のおかげ)、これからは洗練されたリハチームの様相を呈すことができそうな気配だ。機能評価受審に悩む施設への助言があるとすれば、以下の通り。自分たちが変わろうと思うのであれば、機能評価は最大のチャンス。変わるべき方向を見据え、自分たちのプラスになるような受審にできれば、決して高い買い物ではない、と言える。

 

 年の瀬にあたり、1年を振り返ろうと思いましたが、たくさんありすぎてそれはやめておきます。

 今年お力を貸してくださったすべての人々に、深く感謝申し上げます。CBAにとって、来年は正念場の年。1年後に進化の年を実感できるように、さらに全力で取り組んでいきたいと思っています。

 

 冒頭写真は、当法人関連養成校学生と当院スタッフの合同写真。昨年度から始まった法人内連携教育を象徴し、今年度の発展を感じさせる写真です。

 

 続いて、日記に書きそびれた出来事を紹介掲載します。

 

 

  当院で行われた、岡田怜一郎氏主催の中堅リーダー対象研修「チッパーフォーラム」にて。

 全国のやる気のある若者が集まり、熱い議論を戦わす様子に感激しました。当院参加者にも、大きな学びがあり、とてもよかった。参加者のOTがCBAの書籍購入してくださいました。感謝!!

 

 

 

 鳥取県米子市、錦海リハビリテーション病院で開催された、今年の「電子カルテ研究会」の懇親会後の2次会。電子カルテとICF、データベースから始まり、サブリーダーからできるしているADLまで、熱く語り過ぎてともかく疲れた...。あれから3次会まで行った若者たちの元気さに脱帽。

 錦海リハの皆さん、ありがとうございました~。

 

 

 

 珪山会生活期全体の初の合同症例検討会。座長をさせていただきました。5施設の渾身の事例発表に涙が出た! やっぱり生活期のリハがもっとも熱いかも、と思わされた。発表した皆さま、準備に当たったリーダーたち、心からありがとう!

 

 

 

  藤田保健衛生大学チームを中核とした、ICF日本語版作製ワーキンググループに、ST協会の代表として参加させていただきました。おもしろかった~!! 名古屋に来て、未だ大学にお邪魔したこともなく敷居が高いが、2日間の議論をご一緒させていただき、藤田チームのパワーを肌で感じた。さすがに才藤先生の頭の良さに、脱帽。

 

  その席で、久しぶりに再会した(ご子息の卒業式以来!!)、厚生労働省ICFM担当の及川恵美子先生と。懐かしい~。どうぞ、お元気でご活躍ください。

 

 

 皆さま、よいお年を!!

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