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CBA日記

「会話とCBA」gene講習会の報告

 

 年度末のとある日曜日、名古屋に本拠地を持つ医療関係者対象の講習会を運営している株式会社geneに声をかけていただき、言語聴覚士を対象とした「言語聴覚士のための高次脳機能障害に対する評価とアプローチの考え方-CBAを活用した評価の実際」と題し、会話による評価とアプローチの講習会をさせていただきました。20名強と参加者は少なく、「このテーマでは、STの関心は引き付けられないか」と悩みましたが、当日参加者の皆さんととても濃い充実した時間を過ごすことができたことで、結果的には「STに求められているのは、これだ!」と自信を深めることができました。少しだけ、当日の内容と様子をお伝えします。

 

 STを対象に、「会話を用いた評価・アプローチ」をテーマに、1日研修を行うのは初めてでしたため、めずらしく緊張して当日を迎えました。午前中の講義は、通常のCBA講習会の時の内容とほぼ同様としましたが、午後はすべて新しい内容にして、直前まであれこれ悩みました。当日参加者の数名はCBAをすでにご存知でしたが、大方は初めて知る人でした。最後の感想で、「CBAというのが、どういうものかわかった」「高次脳機能障害はよくわからなくて困っていたが、CBAは実際の事例の理解につながりやすかった」などの感想をいただき、高次脳機能障害を理解したいSTにとって、やはりCBAは有効であることを感じることができました。

 午後からは、会話による評価、アプローチの話を進めました。失語症のない中等度障害事例で、最終時には軽度に改善している事例にターゲットを絞り、種々のデータを示しました。そして、音声、画像データを示しました。

 徹底的に会話内容を聞いてもらい、STの発話の意図を伝え、その会話で何を引き出したか、何がわかったか、どのような変化につながったか、を示し、考えてもらいました。途中、あずまリハビリテーション病院の川面克ST、鵜飼リハビリテーション病院の伊藤梓STに興味深い事例を提示していただきました。生き生きとした豊富な情報と明確な分析により、好評でした。

 

 恒例のグループディスカッションは、どのグループも笑い声が響き渡るほど活気のある議論を行っていただき、最後は参加者お一人お一人から発言をいただきました。印象に残るご意見はいくつもありましたが、「コミュニケーションの専門家」であるSTが仲間と語り合うことでエンパワーしていく様子が感じられ、とても嬉しい気持ちでした。「具体的なアプローチを示され、明日からどのように関わっていくかの手掛かりを得た」という感想を聞き、やはりST対象の講習会には、音声、画像データが必要であることを改めて確信しました。

 

 今回の講習会のテーマは、私にとってこれからさらに進めていかなければならない、まだまだ未完成の領域です。講習会に参加してくださった若手からベテランまでのSTの皆さんとの議論こそが、私を育てこの未知の領域を発展させていくことを感じました。今回をきっかけに、本腰を入れて取り組んでいこうと考えています。次回、東京、名古屋で開催を企画しますので、興味のある皆さんにはぜひ参加してほしいと思います。

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