CBA日記への投稿をお待ちしています...。

​担当者:森田 秋子・菱川 法和

連絡先:E-mail cbaninchikanren@gmail.com

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CBA日記

 

 

  先日アップしました前半に続いて、2019年後半のCBAに関わる活動の振り返りを続けてみたいと思います。

 

★CBAと会話講習会(大阪医療福祉大学)(7月21日)

「CBAと会話を用いた言語聴覚士のための高次脳機能障害の評価とアプローチ」

 

 大阪医療福祉大学の大西環先生は、古い友人ですが、CBA普及の心強いパートナーであると、いつも感謝しております。この日は、大学主催の卒業生を中心とした研修会に、「ぜひCBAと会話をテーマに」と声をかけていただきましたが、朝10時から夕方4時までの1日をかけたCBAの研修に、「いったい何人の人が集まることやら」と疑心暗鬼でいたところ、120名の参加者があり、胸がいっぱいになったのを覚えています。

 「CBAと会話」の講習会も会を重ね、現場のSTが何に困っているのか、がみえてくるようになりました。多くのSTが、ST臨床の目的と方法に悩んでいます。特に、「高次脳機能障害の評価とアプローチ」は、学校で習ったことだけでは太刀打ちできず、「これをやっていていいのか」と、疑問を感じるSTがたくさんいることがわかってきました。

 これまでやってきたこと、習ってきたこと、に意味を持たせるためにも、高次脳機能障害をとらえる新しい視点と、自分を活かすスキルの必要性を、共感し合った1日でした。

 

 

★セラピストマネジャーコース(9月13日)

「回復期リハ病棟におけるSTの専門性」

 

 回復期リハビリテーション病棟協会で養成しているセラピストマネジャーコースにて、「回復期リハ病棟におけるSTの専門性」について担当させていただいていますが、その中でCBAの紹介をしています。これは、とても重要な機会です。多くのセラマネがCBAに共鳴してくださり、リハチームにとって有用だと感想を伝えてくれます。中には、「うちの病院に来て、CBAの話をしてほしい」と声をかけてくれるセラマネもいます。

 CBAの最大の威力は「チームアプローチのツール」であることです。CBAを用いた連携には、いくつかの種類があり、一番に頭に浮かぶのは看護・介護とセラピストの連携ですが、それを支えるのはPT・OT・STの連携だと感じています。(もちろん、その外側に、医師、MSW、管理栄養士、等との連携があります)

 PT・OT・ST連携は、質の高いリハビリテーション提供のために必須ですが、なかなか容易ではありません、これを推進する大きな力を持っているのが、セラマネだと感じています。セラマネにCBAを紹介し、PT・OT・ST連携を語り合う機会は、とても貴重で重要な場所になっています。

 今年は、愛知県でセラマネの会を立ち上げました。物理的距離が近く、一層議論も弾みます。セラマネが協力し合い、セラピストの質向上とPT・OT・ST連携の発展に寄与できるよう、頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

★千葉県回復期連携の会(9月15日)

「回復期リハスタッフのための高次脳機能障害の理解」

 

 セラピストマネジャーが日本一多いのは愛知県ですが、二番目に多いのは千葉県です。愛知の回復期の会の活動も盛んですが、千葉の回復期連携の会も活発に活動されていることは伺っていましたが、今年は「高次脳機能障害の話をしてほしい」ということで、およびいただきました。運営担当が季美の森リハビリテーション病院の方々で、セラマネや元同僚がいるので、声をかけてくださいました。また、船橋で働いていたこともあり、千葉には多くの知り合いがいます。

 講演では「CBAを紹介してほしい」と言っていただきましたので、対象は多職種でしたが、会話の音声データなども含め、行動や会話から認知機能を評価することの意味について、お話しさせていただきました。

 毎度申し上げていることですが、CBAがそれぞれの病院におけるチームアプローチの促進につながることを願っています。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

★川久保病院CBA講演(岩手県盛岡市)10月11日

「高次脳機能障害の理解とアプローチ-CBAを用いて-」

 

 こちらも、セラピストマネジャーコースやSTの実務者講習会に参加された方々の推薦で、岩手県盛岡市にある川久保病院にお招きいただき、CBAの話をさせていただきました。

 同一病院のPT・OT・STを対象にお話しするのは最も楽しく、私の喜びでもあります。PT・OT・STはうまく連携すれば、力は2倍にも3倍にもなります。そこをつなぐのが、高次脳機能障害の理解なのです。講義を聞くだけでなく、意見交換をしながら、日ごろの疑問への答えを見つけ、明日からの新しい試みのとっかかりが見つかれば、これ以上嬉しいことはありません。

 記録的な台風災害の前夜で、残念なことに懇親会をあきらめて、日帰りで東京に帰ることになり、翌日に予定されていた岩手県言語聴覚士会での「CBAと会話講習会」は、中止とさせていただきました。来年のリベンジ開催が実現できるように、頑張ります。

 

 

★「CBAと会話in三鷹」講習会(10月13日)

 

 朝から、都内の交通機関が全面ストップしている中、講習会を強行したところ、6名の参加がありました。電車をつないできてくださった方、ご家族に車で送ってもらった方、中には新幹線で東京まで来たが、中央線が止まっていた方(そのあと中央線が動いて、遅れて参加いただきました)など、涙ぐましい努力に頭が下がりました。

 6名で1日研修を行ったことで、全員参加で親しくなりながら学び合いました。経験者には若手指導も行っていただき、いつも以上に深い議論も展開できました。こうした機会に、現場のSTからの意見をたくさん伺い、今後の方向へと手がかりをもらっています。

 参加された皆様、ありがとうございました。

 

 

★松戸リハビリテーション病院講演(12月2日)

「高次脳機能障害の臨床応用~CBAとチーム連携~」

 

 今年度のセラマネ10期生のPTから声をかけていただき、松戸リハビリテーション病院にお邪魔しました。いつも通りのCBAの紹介の講義でしたが、最後の看護部長さんのご発言に、この後の看護部とリハ部の連携の発展が目に浮かび(もちろん道は平たんではありません)、看護師とセラピストが混在する対象にお話をする醍醐味を、改めて実感しました。

 さらに、そのあとの懇親会は大いに盛り上がりました。若いOTのリハ部長さんを中心に、PT、OT、ST参加の飲み会で、話は多岐に渡りましたが、いいリハチームであることがよくわかりました。このチームの発展にお役に立てるなら何かしたい、という気持ちにかられ、再会の約束もしました。

 師走に入ったばかりの松戸駅での記念写真を撮った際、だいぶご無沙汰しているCBA日記の更新を胸に誓ったことも忘れられません。みんな、元気で!応援しています。

 

 

 

 

 

★回復期リハビリテーション病棟協会、認定看護師コース(12月7日)

「コミュニケーション論」

 

 回復期リハビリテーション病棟協会が養成する認定看護師のコースで、毎年「コミュニケーション論」をお話しさせていただいていますが、ここでCBAの紹介をさせていただいています。毎年、このコースに参加すると、看護師という職種のすごさを感じます。CBAに対する吸収力の高さは、もしかするとすべての職種で最も高く、聞いた直後には自分の担当患者さんの採点ができる人もいます。というわけで、看護委員の皆さんの理解と協力もいただきながら、ディスカッションの時間もなるべく設けながら、多くの看護師と意見交換をさせていただいています。

 話はそれますが、友人の鵜飼リハ副看護部長の猪川さんによると、「CBAは看護師に最も適した評価である」そうです。高次脳機能障害に専門知識を持たないが、患者さんに近く関わりたくさんの情報を持っている看護師が、自分で評価し自分の考えを発信できる「武器」になる、とおっしゃっています。この言葉をまざまざと感じさせる看護師に出会うことは、決して少なくありません。

 昨年から「看護師・介護福祉士対象高次脳機能障害講習会」を始めました。年明けに2月に開催予定です。よろしければご参加ください。

 

 

★山梨県士言語聴覚士会(12月8日)

「笑顔の授業」

 

 後半にも、「笑顔の授業」情報を入れたいと思います。山梨県言語聴覚士会からお招きいただき、「チーム笑顔の授業」師走の週末、甲府へ行ってまいりました。池田さんのスピーチが会を増すごとに進化していて、失語症があっても「スピーチがうまい」と言わざるを得ないもの感じます。本当に素晴らしい!

 山梨県士会の皆さん、熱い感想文もお寄せいただき、ありがとうございました。とても励まされました。来年は、大分県に呼んでもらう話も決まりました。これからも、皆さんの応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

★「CBAと会話in三鷹」講習会(12月21日)

 

 今年の活動の締めくくりは、地元三鷹でのCBA講習会でした。年末にもかかわらず多くの方に参加いただき、有り難く思っています。対象者のほぼ全員がSTでした。

 講習会の冒頭に、CBAについて「①名前は知っているが、ほとんど知らない、②使用したことがあるが、わからないところがある、③日常的に使用しているが、会話でのCBAの活かし方を知りたい」のどれかに手をあげてください、と伺ったところ、①と②が半分ずつで、③は1~2名というところでした。

 とうわけで、まずはCBAを徹底的に理解していただくために、丁寧に説明をしました。特にアプローチにつながり始めていることが最近のポイントですので、その点はなるべく具体的にお話ししました。後半は、会話の理解です。知見が完成しているわけではありませんが、講習会を重ねるごとに、それぞれの会話におけるST介入の視点が見えてくるので、それを伝えながら質問や感想をいただき、議論につなげていった、という流れになりました。

 終了後は三鷹駅界隈で、有志メンバーと懇親会になりました。PTが2名参加していて、そのことも話題を盛り上げてくれました。今年から来年に向けて、できたこと、まだできなかったことを見つめ、来年やり遂げたいことに思いを馳せました。

 皆さまが、良き新しい年を迎えられますことをお祈りしつつ、これからもお力を、お貸しいただきますことをお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

★おまけ

 

鵜飼リハCBA担当PTチーム(仮称?)忘年会(12月26日)

 PT臨床にCBAを活かすことを目指した、当病院PTチームと、会議のあと忘年会になり(PT6名、ST2名)、これが本当のCBA活動おさめとなりました。(本日記、冒頭の写真は、その時のワンショットです)「運動学習とCBA」をテーマに熱く語り、はっとする新しい理解もたくさんありました。

 「高次脳機能障害」を専門家にしかわからない言葉で語るのではなく、誰にでもわかるような定義を用いてわかりやすく語れるようにすることが私(ST)の仕事、と考えてきましたが、「運動学習」という難解なものを、誰にでもわかるような定義でわかりやすく語れるようにすることは、PTの仕事かもしれない、と思いました。

 今年もいろいろありましたが、来年はさらに大きな目標に向かって、また新しい一歩を進めましょう!

 

 

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