あずまリハビリテーション病院のこと
名古屋に来て3年目に入った。来た年から、鵜飼リハと兄弟病院のような関係にあるあずまリハビリテーション病院にも、月に1日伺うことにさせていただいている。これまでほぼ毎月、1日6名の失語・高次脳機能障害の患者さまに関わらせていただいた。あずまリハには輝生会から管理者が派遣されて...
セラマネ第2弾「障害受容」を考える
だいぶ時期がずれてしまったが、先週参加したセラマネコースで受けた講義の中で、もう1つコメントしたみたい講義があったので、報告する。「障害の受容に関する理論」と題した、国立身体障害者センター看護部長の粟生田友子さんの講義である。...
春原則子さんと私
目白大学言語聴覚学科春原則子教授は、長い親友である。ひとり親で3人の子育てに追われていた私の、人生最大のサポーターだった。私たちの出会いは、STとしての初期の短い時間を、同じ職場で過ごしたことだったが、彼女は宇野彰先生を師として失語症研究の先端を走る研究者として育ち、30代...
失語症退院患者さまの集い「てくてくの会」に参加して思うこと
梅雨明けきらない7月の土曜日、鵜飼リハビリテーション病院を退院された失語症患者さまの集い「てくてくの会」第1回を開催した。ご家族を含む30名を超える方々がお集まりくださり、スタッフを含めると総勢60名近い参加者であった。初対面の方が多い中、開始当初から参加者の気持ちが1つに...
セラピストマネジャーコース第1日を終えて
回復期リハビリテーション病棟協会が主催する、セラピストマネジャーコース第7期が始まり、担当委員として参加した。ちなみに私は第3期卒業である。年のせいか、久しぶりに聞いた講義の中で心に残る言葉が多い。 まずは、回復期リハ病棟生みの親ともいわれる石川誠氏の「回復期リハ病棟の歴史...
リハビリテーション花の舎病院のこと
栃木県野木町にあるリハビリテーション花の舎病院とのお付き合いは、いつの間にか10年を超えた。国際医療福祉大学に勤務するころ、毎年たくさんの卒業生が就職し、その縁でST部門の指導に関わらせていただくようになった。ST学科8期生の平野絵美さんは、遠い昔の教え子で担任だった(ナ行...
CBAが評価しているものとは何なのか?
「CBAが評価しているものは、何なのか」ということについて、考えさせられる事例に出会ったので、記述してみたい。 事例は退院後1年経過した、80代の大腿骨頸部骨折後の患者さまであった。若手PTが訪問リハに同行し、退院後の変化を確認させていただいた。...
岐阜県言語聴覚士会の学術講演会でCBAの話をさせていただきました
岐阜県言語聴覚士会の学術講演会にお招きいただき、CBAについてお話しする機会をいただきました。多数の言語聴覚士に加えて、作業療法士、理学療法士の方も参加していただき、講義後には活発な質疑応答の時間を持つことができました。...