GW晴天バーベキューにて今年の後半を考える
好天に恵まれたゴールデンウィークなか日は、バーベキュー日和であった。初対面の初台の若者たちは、もはや自分の子供より若い未知の世代であるが、気持ちよく働いてくれて、飲んで食べての楽しい休日であった。
友人の野口PTと小林OTは、同じリハビリテーションを目指す同士…かな? 野口くんとはよく一緒にリハに関わらせていただいたので、話をしているといろいろな患者さまの顔が浮かんでくる。彼は本当に粘っこいPTで、ST顔負けのコミュニケーション能力の高さが真骨頂である。
小林OTとは、彼が2年間過ごした名古屋での日々に関り、お互い濃い思い出を残した。これからどんなリーダーになっていくのかな。OTであることを活かして、PTもSTも率いることのできる柔軟なリーダーになってほしい。彼の持ち味が現実に合わせてフィットして発揮されるのは、40代...?と予想する。
飲んで管を巻きながらも、7月CBA講習会の打ち合わせを行う。PTが高次脳機能障害のある方に接する場合、持っていなければならない視点、身につけていなければならない技術とは何か…で議論がつまる。ここの話を、当日までにもう少しつめたい。
思えば今から8年前、PT、OT、ST合同で作るリハビリテーションを考えることを目指して、運動認知行動研究会を立ち上げた。その後、順調に運営してきたわけではないが、会に関わった多数の著者により、「PT・OT・STのための脳損傷の回復期リハビリテーション」を著すことができ、「認知・行動チェックリスト」「認知関連行動アセスメント」の2つの評価表を論文にし、CBAに関する書籍をまとめることができた。初期には幼かった議論が、ようやく成熟してきたのを感じることはできるものの、まだ十分に多くの人に理解してもらえる形になったとはいいがたい段階にいることを認識している。
今年の後半の目標は、1つにはフローチャートの議論を深め、高次脳機能障害の知識が少ない人でも、CBAの運用を可能にすること。もう1つは、CBAと種々の行動(経口摂取、転倒、服薬等)との関係を明らかにし、臨床指標とすること。
とても私一人の力ではできないことばかりなので、同じ目標を持つ仲間がしっかり踏ん張ってくれていることに、今の私の希望がある。今年の後半も、何とかかんとか頑張っていこうか、と思う晴天のGWであった。